離乳食 完了期の進め方 食べる量とおやつの与え方は?
離乳食完了期とは
満1歳~1歳3ヶ月
ぐらいまでの時期を
指します。
ほとんどの栄養を
食事から
とるようになり
ほぼ大人と同じようなものが食べられるように
なりますがかたさは大人よりも柔らかく
味付けも薄味とします。
まだしばらくは赤ちゃんが食べやすいように調理してあげましょう。
離乳食 完了期の進め方は?
1歳から1歳半ごろになると栄養の主体は
離乳食になり完了期を迎えます。
完了期の間に1日3回の離乳食とおやつで
ほとんどの栄養がとれるようになります。
ミルクや牛乳は補助的な役割になりますが
1日に300~400ミリリットルは飲ませたいものです。
おやつの時にコップで飲ませるといいでしょう。
歯ぐきで食べるのがかなり上手になっていますが
完了期は肉団子や固ゆで卵の白身ぐらいの固さの
ものを歯ぐきでかんで食べる練習をします。
目安は大人の食事よりやや柔らかく仕上げたものです。
あごを左右に動かして
しっかりかみつぶしているかを確認して
大きさやかたさを調整していきましょう。
前歯でかみきり・かんでつぶす
という総合的なそしゃく力が育ちます。
3歳ごろまでの食生活が将来の好みに影響する
といわれます。
ファーストフードなど塩分・油分の多い味に
慣れると大人になってから生活習慣病が心配です
家族全員の健康のためにも出来るだけ
健康的な和風のメニューをベースにしましょう。
離乳食 完了期の量は?
少量の赤ちゃんもいればたくさん食べる赤ちゃんもいます。
3回の食事と補食のおやつで必要な栄養が
ほぼとれる量を食べさせましょう。
違ってきますが
1回の食事のメニューすべてを合わせて
赤ちゃん茶碗2~3杯程度が目安です。
極端に少ない赤ちゃんの場合ミルクや果汁など
水分を多くとりすぎていないかチェックし
十分に体を動かしてお腹を空かせてから
食事するなどの工夫をしましょう。
味付けは濃すぎると腎臓に負担がかかるので
大人の3分の1くらいを目安にします。
食材はほぼ大人と同じですが
- 生もの
- 刺激の強い香辛料
- 塩分・油分の多いもの
塩分や添加物が多く入ったインスタント食品も
避けた方がいいですし
のどに詰まりやすいもちやナッツ類も与えるのには早すぎます。
・ぱっと出せる1品を用意しておきましょう
・朝起きてすぐのおっぱいも離乳食を食べさせてからにするとよいでしょう
卒乳の決心がつかない場合
・無理におっぱいから離そうとすると余計に執着することもあります
・よく食べているのなら栄養面は心配しなくてもいいです
・遊びなどに誘ってお腹をすかせましょう
・食事の楽しさを伝えつつ、日中のおっぱいの回数を減らしてみましょう
完了期のおやつの与え方
1歳以降は食事で栄養をとりますが子どもの胃は
小さいので3回の食事だけでは必要な栄養を
とれないことがあります。
そのために1日1~2回のおやつで栄養を補います。
おやつには甘いお菓子というイメージが
ありますが糖分に偏らないよう食事に近い栄養を
取れるものを心がけましょう。
次の食事を空腹で迎えられることが大切なので
与えすぎやダラダラ食べは禁物です。
- 量
- 内容
- 時間を決める
- 決まった場所で食べる
・できるだけ食事が中心になるようにしましょう
・食事時間に食べずにぐずったり寝てしまったときは補食としておやつを与えましょう
・おにぎり、マカロニ、芋類、果物など、炭水化物やビタミン類を補給するものがいいでしょう
・市販のお菓子は塩分、糖分、油分が多いのでお楽しみ程度にしましょう
・食事よりもお菓子が中心にならないようにしましょう
飲み物の場合
・市販のフルーツ牛乳や乳酸飲料などは糖分が多く高カロリーです
・味が濃いのも難点なのでまだ遠ざけましょう
・果汁100パーセントのジュースはたまにおやつの1つに加えても構いません
・飲み過ぎには注意です
・イオン飲料は病気のときの水分補給用です
・塩分、糖分が含まれているうえ酸性なので歯にも悪影響を与えます
・イオン飲料を日常的に与えるのはやめましょう
まとめ
この時期にはおっぱいは卒業を目指して
おきたいものです。
またミルクも食事がわりにはならなくなり
あくまでも栄養補助・主にカルシウムのために
与えることとなります。
目安として1日300~400ml程度の牛乳
もしくはミルクを飲ませてあげてください。
飲み過ぎでお腹がいっぱいになり
食事が食べられないということに
ならないように気をつけましょう。
1歳半ごろまでには母乳やほにゅびんが卒業
できるようコップやストローを使って飲む練習をしましょう。
調子が悪そうな時は無理に食べさせなくても大丈夫ですよ。
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