浴衣 女性は左前?右前?結局どっちが上?前合わせは男性も一緒?
女性が浴衣を着るとき左前なのか右前なのか……
合わせはどっちが上にくるか一瞬戸惑ってしまうことってありませんか?
また男性の浴衣は女性と逆になるのか?
いろんな疑問が湧くでしょう。
間違って着付けると恥ずかしい思いをしまうのでしっかり確認していきましょう。
浴衣の前合わせ女性はどっちが上?
前合わせって
どっちが上だっけ?
正しい着方は『右前』です。
暑い季節になるとお祭りなどで浴衣を着る機会も増えますよね。
私も夏は絶対一度は浴衣を着る!と決めています
近所の夏祭りに家族で浴衣で行くのが毎年の楽しみなんですよ。
そしてそのときいつも悩むことがあるんですよね
『右前?左前?どっちが上だった?』
ということです。
年に数回しか着ないから毎年忘れてしまうんですよね。
どうしても思い出せないときはいつも母にどっちが上だった?と聞いています。
毎年聞いて本当に申し訳ないと思いつつ間違った着方をしては縁起が悪いですからね。
もう1度言いますが正しい着方は『右前』です。
右前とは正面から見たときに右の襟が上にくるという意味ではありませんよ。
右を先に重ねるという意味なんです。
右のえりの上に左のえりを重ねれば浴衣の着付けはバッチリです。
浴衣の前合わせは男性と女性で違う?
そして息子の着付けをしているとき再びどっちが上だった?と悩むことがあります。
男性と女性でシャツのボタンが逆なので浴衣も逆だったかな?と一瞬さっかくしてしまうんです。
確かに洋装では男女の合わせは逆になっていることもありますが浴衣は男女共に右前が正しい着方です。
左前にしてしまうと『死に装束』という着方になってしまうので注意しなければなりません。
亡くなった方に着物を着つけるときに左前にするんですね。
くれぐれも間違わないようにしておきましょう。
男性と女性で違うのは帯やおはしょりですかね。
女性の帯は太いですが男性の帯は細い兵児帯を使うのが一般的です。
女性は丈が余ったときはおはしょりを返しますが男性は丈の余った部分が見えないように内側へ折り込みます。
このように細かい着方に男女の差はありますが合わせの部分は同じですので家族の着付けをするときには間違えないようにしたいものですね。
まとめ
私と同じように毎回どっちが上か迷ってしまうという方へ、簡単な覚え方をご紹介します。
私もこの話を聞いてから母へ着付けについて質問することがなくなりましたよ。
昔の人は現代人のようにカバンを持ち歩くことがありません。
そのため財布など大切なものを持ち運ぶときは必ず懐へしまっていたんです。
日本人は右利きの人が多いですよね。
右利きの人が懐にスッと物がしまえるように合わせるのが着物の正しい合わせ方です。
右を先に左を後から合わせてみてください。
右手がスッと懐に入りますよね。
逆に左を先に右を後から合わせたら右手で懐に物を入れるのが大変です。
右前か左前かわからなくなってしまったときは懐に物を入れるシーンを想像してどちらが正しい合わせだったか思い出すと良いですよ。
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